古民家でキルト展 紀美野の蒲公英工房で
全国各地で活躍するキルト作家・黒田街子さんが主宰する「蒲公英(たんぽぽ)工房」の「第四回淡墨桜Petit Quilt(プチキルト)展」が27日から30日まで、和歌山県の紀美野町奥佐々の同工房で開かれる。
金沢や福岡、岡山、鹿児島など、各地で活動する黒田さんの門下生らが手掛けた作品、70~80点を展示。中には、鹿児島県奄美大島の伝統工芸品「大島紬(つむぎ)」の新作もあり、壁面を覆う大作から額に入った小さなものまで、さまざまな作品が母屋や離れに飾られる。バッグや小物などの販売もある。
例年、ウスズミザクラやハクモクレンの見頃に合わせて開かれており、晴れの日は屋外に展示された作品とともに、風情も楽しめる。
黒田さんは「毎年楽しみに来てくださる方が多く、ことしも開催することにしました。きれいな空気や景色に包まれる空間で、キルト展を楽しんでもらえれば」と話している。
午前10時~午後4時。入場料500円(喫茶付き、獣害による坂道補修などの協力金に充てる)。
28日午後1時からは、和歌山大学国際観光学客員特別フェローの佐藤溯芳(さっぽう)さんによる、茅ぶきの家の集い「古事記・日本書紀の神話」が開かれ、会費1000円(喫茶付き)で参加できる。
問い合わせは黒田さん(℡090・1078・9473)。