渋沢に学ぼう 海南商議所青年部が絵本寄贈
和歌山県の海南商工会議所青年部(川口鉄平会長)は2日、子ども向けの絵本『おかねってなぁに?』35冊を、海南市に寄贈した。
絵本は、商工会議所の生みの親で、2024年から流通する新1万円札の図柄となる渋沢栄一が、お金の大切さを伝える内容。日本商工会議所青年部がプロジェクトを組んで製作したもので、渋沢のやしゃごにあたる澁澤(しぶさわ)健さんが監修。お金の成り立ちから使い方、循環方法などをイラストで分かりやすく学べる内容。寄贈された絵本は、市図書館と市内の小学校で活用されるという。
市役所で行われた寄贈式で、川口会長は「多くの皆さんにご覧いただきたい。この絵本をきっかけに渋沢栄一って誰だろう、経済って何だろう、と興味を持っていただけたら」と贈呈。受け取った神出政巳市長は「図書館の来館者は小さい子も多い。お金や経済について子どもが興味を持つことに期待している」と話していた。