高齢男女2人が死亡 新たに16人が感染
和歌山県は26日、県内で新たに10~100歳以上の男女16人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者数は2049人となった。36人が退院し、26日午前10時時点で363人が入院している。また、これまでに感染した人のうち新たに12人が変異株陽性となったことを発表した他、新型コロナに感染し入院していた男女2人が死亡したことも発表した。
死亡したのは岩出保健所管内の90代女性と、海南保健所管内の70代男性。2人とも基礎疾患があった。90代女性はクラスター(感染者集団)が発生したサービス付き高齢者向け住宅「バナナホーム金池」の入所者。県内の累計死者は24人となった。
26日に発表された感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市8人、海南2人、岩出1人、橋本1人、田辺4人。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が26・2人、和歌山市は40・2人。病床は20床増やし420床とした。
会見した県福祉保健部の野㞍孝子技監は、県内の感染拡大状況を「(感染者の濃厚接触者ではない)新規の感染者が減っていることは喜ばしいが、酸素投与を受けている人が依然多く、予断を許さない状況だ」と説明。県民に向け「行動の自粛、感染予防対策をしっかりやっていただきたい。気を緩めないようにお願いしたい」と呼び掛けた。