和市の70代男性死亡 県内の死者25人に
和歌山県は27日、県内で新たに10~90代の男女27人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は2076人となった。42人が退院し、27日午前10時時点で349人が入院している。また、感染者のうち新たに28人が変異株陽性となったことを発表した他、新型コロナに感染し入院していた和歌山市の70代男性が死亡したことも発表した。
死亡した男性は今月10日に発症し、12日に陽性が判明した。その後、酸素投与を受けていたが呼吸不全となり、26日に死亡した。複数の基礎疾患があったという。県内の死者は累計25人となった。
27日に発表された感染者の保健所管内別の内訳は、和歌山市15人、海南4人、橋本6人、湯浅1人、田辺1人となっている。
入院患者や医療スタッフの感染が相次ぎ、クラスター(感染者集団)に認定された外科内科辻医院(田辺市上屋敷)の関係では、新たに入院患者の90代男性の感染が判明した。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が23・2人、和歌山市36・5人。県福祉保健部の野㞍孝子技監は27日県庁で記者会見し、県全体の数値が25を下回ったことにふれ「まだまだ非常に危険な値。決して感染対策を緩めないようにしていただきたい」と呼び掛けた。