連日2桁の感染判明 大型連休中の新型コロナ

和歌山県内では1~5日、新たに男女123人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。県内の累計感染者は2281人となった。また、新型コロナに感染し入院していた男女5人が死亡したことも発表された。5日午前10時時点で293人が入院している。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は県全体が19・4人、和歌山市は25・9人となっている。

死亡したのは、和歌山市の70代女性、岩出保健所管内の80代女性と90代女性、海南保健所管内の80代男性、橋本保健所管内の80代女性。和歌山市の70代女性はクラスター(感染者集団)に認定されたグループホームオアシスⅡ(和歌山市つつじが丘)の入居者。岩出保健所管内の女性2人はクラスターに認定されたサービス付き高齢者向け住宅「バナナホーム金池」(岩出市金池)の入居者。県内の累計死者は5日午前10時時点で33人となった。

5日間の感染者数の内訳は1日が24人、2日が39人、3日が15人、4日が22人、5日が23人。保健所管内別では和歌山市55人、岩出13人、海南5人、御坊17人、橋本11人、田辺10人、湯浅3人、県外9人。

5日県庁で記者会見した県福祉保健部の野㞍孝子技監は大型連休中の感染状況について「(感染者の濃厚接触者ではない)新規感染者も毎日10人前後で結構高止まり。まだまだ予断を許さない状況が続いている」と話し、県民に向け「感染しやすさが増している。感染予防対策の徹底をお願いしたい」と呼び掛けた。

 

「予断を許さない状況」と話す野㞍技監(5日)