1冊10分スマホで読める ノビノスで新サービス
和歌山県海南市日方にある図書館を中心とした複合施設「海南nobinos(ノビノス)」はこのほど、時短読書サービス「flier(フライヤー)」の運用を始めた。
通常、読破するのに4~8時間かかるビジネス書や教養書など約2400冊を10分で読めるように約4000字に要約。㈱フライヤー(東京都千代田区)が運営する書籍要約サービスで、出版社や著者の許可を得て提供する。
手持ちのスマートフォンやタブレット端末(貸し出しあり)を同館内のフリーWi―Fiにつなぎ、館内4カ所(2階と4階)にあるフライヤーのQRコードを読み込みむと無料で利用できる。
新書や話題の本をはじめ、ランキング上位やおすすめの本を掲載。カテゴリーやジャンルでの検索ができ、館内で子どもを遊ばせている間や、休憩中など気軽にアクセスできる。同館に所蔵する本であればそのまま貸し出しができる。
同館を利用し、ビジネス書をよく読むという大学生の石橋俊亮さん(21)は「中身を見てどんな本なのか分かるのでいいと思う」と話す。谷口義彦副館長は「本の魅力を知っているからこそ、本と人をつなげていきたい。来館の動機になれば」と期待している。
午前9時から午後9時半(図書館機能は8時)まで。木曜は休止日(閲覧・貸出・返却は可)。問い合わせも同施設(℡073・483・8739)。