週末は36人が感染 和歌山市90代男性死亡
和歌山県内では8~9日、新たに10~80代の男女計36人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。県内の累計感染者は2359人となった。橋本保健所管内の50代自営業男性が重症。また、和歌山市の90代男性が死亡したことが発表された。県内の累計死者は34人。感染が分かっている人のうち新たに30人が変異株陽性と判明したことも発表された。県内の変異株陽性者は累計538人となった。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が14・9人、和歌山市は16・9人となっている。9日午前10時時点で244人が入院している。
8日に発表された感染者は19人、9日は17人。死亡した男性は、入院患者や職員が新型コロナに感染しクラスター(感染者集団)に認定された堀口記念病院(和歌山市)の関係で、4月22日に陽性が判明した入院患者。
保健所管内別の感染者数は和歌山市13人、海南3人、岩出6人、橋本7人、湯浅1人、田辺3人、県外3人となっている。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は、8日に開かれた会見で県内の感染状況について「このまま(数字が)下がってほしいが簡単にはいかないのでは。今、気を緩めると絶対駄目」と話した。感染者の中にバーベキューをしていた人がいることにもふれ、「お外だから大丈夫だと思わないでほしい」と呼び掛けた。