漁船から直接販売 おっとっと広場で朝市
和歌山市新和歌浦の、和歌浦漁港駐車場「おっとっと広場」で15日、新鮮な魚介類などを販売する朝市が開かれた。
今回で30回目。和歌浦の振興と活性化につなげる目的で、2006年から毎年春と秋に開いているが、今回は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、例年より規模を3分の2程度に縮小し開催。
朝市名物の鮮魚販売では、前日の昼から夜中にかけ、有田沖で底引き網漁に出た漁船から、取れたばかりのエビやイカ、サゴシ、ハモなどが直売された。市内から買い物に来ていた人は「新鮮な魚をいつも買いに来る。今回はお店が少なくて寂しい。早くにぎわいが戻ってほしい」と話した。
朝市では他にもしらすや天ぷらなどを販売。黒潮市場によるマグロの解体と直売、よさこい踊りの披露なども行われた。
30回目の節目を迎かえ、おっとっと広場の澤口雄正館長は「たくさんのお客さんに来ていただいて感謝しています。コロナ対策をしっかりして今後も続けていきたい」と話していた。