社会福祉に活用を 三菱冷熱システムが寄付
三菱電機㈱冷熱システム製作所(和歌山市手平、田邉義浩所長)は14日、三菱電機SOCIO―ROOTS(ソシオルーツ)基金を活用した寄付金、5万1400円を社会福祉法人県共同募金会(同市手平、神吉康成会長)に贈った。
同基金は、従業員からの寄付金と同額を同社が拠出し、倍額にして社会福祉施設や団体に寄付するマッチングギフト制度。1992年4月の設立以降、全国各地の事業所で募金活動を実施し、累計寄付金額は約14億2000万円に上るという。
この日行われた贈呈式では、同所の平川一博総務部長から、同会の髙瀨一郎事務局長に贈呈書が手渡された。
平川総務部長は「コロナ禍で社内の祭りなどが開催できず例年よりも少し少ない金額となってしまったが、今後も継続してしっかりと地域支援につなげ、お世話になっている和歌山市に貢献したい」と話した。
寄付金を受け取った髙瀨事務局長は「コロナ禍で募金活動がスムーズにできず、6%以上募金が減った」と現状を説明。「大手企業が率先し、継続的に募金してくれていることが非常にありがたい」と感謝し、「いろんな団体を支援するためにも、より多くの募金が集まるように、積極的にPRするなど努力していきたい」と話していた。
今回寄付された基金は、同会を通じて民間の社会福祉事業で活用されるという。