週末は29人の感染判明 病院でクラスターも
新型コロナウイルス感染症について、和歌山県は15日から16日にかけて、新たに小学生から90代の男女29人の感染を確認したと発表した。いずれも症状は軽症か無症状。県が確認した感染者は計2483人となった。39人が退院し、16日午前10時時点で201人が入院中。病床使用率は42・8%。
15日に発表された感染者は17人、16日が12人。すでに感染が判明している人のうち、19人が変異株陽性だったことも分かった。
保健所管内別の感染者数は、和歌山市19人、海南2人、岩出2人、橋本、湯浅、御坊、田辺、新宮が各1人、県外1人となっている。和歌山市の感染者のうち、40代医療従事者男性は医療法人青松会河西田村病院(同市島橋東ノ丁)の看護師。同病院の関係ではすでに診療放射線技師1人と看護師3人の感染が判明しており、県は県内54例目のクラスター(感染者集団)に認定した。
入居者の感染が相次ぎクラスターに認定された、けあビジョンホーム和歌山加太(同市加太)の関係では、新たに50代女性職員の感染が判明。クラスターは計22人となった。
和歌山市の50代介護職員女性の感染も判明。すでに感染が発表されている職場の同僚と、マスクなしで会話をする機会があった。利用者との接触はないという。その他、市都市再生課の40代男性職員の感染も分かった。