和市の8社 市民図書館に書籍除菌機贈る
コロナ禍でも安心して利用者に図書を楽しんでもらおうと、和歌山市内の企業8社は17日、市民図書館(同市屏風丁)に書籍除菌機3台を贈った。
物流に携わる㈱宝樹(宮澤俊也代表取締役)が市に「何か役に立てるものを寄贈したい」と申し出た。その思いに賛同した建設・不動産業者ら7社と一緒に寄贈することを決めた。
書籍除菌機は、送風と紫外線によりページ間の除菌やごみの除去、消臭を30秒から1分で6冊まで行うことができる。同館2階と4階、西分館に設置する。
贈呈式は同館であり、㈱鳥羽運送の鳥羽弘基代表取締役が尾花正啓市長に目録を手渡した。尾花市長は「子育て世代が多く来館している。除菌機の導入で書籍を安心安全に読んでいただける。市に対し温かい思いやりに感謝します」と述べた。
市読書活動推進課の井上豊英課長は「目に見えて除菌できるので、安心してもらえる。図書の貸し出しが増えればうれしい」と期待している。その他の寄贈企業は次の通り。
㈱データ技研(武野英紀代表取締役)▽福興建設㈱(松井良樹代表取締役社長)▽㈱阪和総合防災(田村忠之代表取締役)▽第一電機設備工業㈱(野井和重代表取締役)▽あかまつ不動産㈱(赤松義邦代表取締役)▽㈲サンデン工業(山田修作代表取締役)