新たに10人の感染判明 新型コロナ2人が重症
和歌山県は20日、県内で新たに10~70代の男女10人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は2527人となった。またこれまでに感染が分かった人のうち新たに23人が変異株陽性と判明したことも発表した。変異株陽性の県内累計は677人。11人が退院し20日午前10時時点で160人が入院している。
保健所管内別の感染者数は、和歌山市4人、岩出5人、御坊1人。岩出保健所管内の50代無職女性と和歌山市の70代パート職員女性が重症。入院患者のうち重症者は38人となっている。
利用客の感染が相次ぎクラスター(感染者集団)に認定されたスポーツクラブ「フレックス」(和歌山市)の関係では、新たに30代男性利用客の感染が判明した。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が9・2人、和歌山市が12・6人、岩出保健所管内が15・1人となっている。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は20日県庁で記者会見し、「(感染者の中に)受診、診断の遅れが気になる例があった。早く受診、診断していただくようお願いしたい」と話した。