智弁OB、関学の黒原がMVP 関西学生野球リーグ
関西学院大学硬式野球部4年の黒原拓未投手(智弁和歌山高出身)が今春の関西学生野球リーグ戦で最優秀選手賞に輝いた。エースとして
チームの2013年秋以来14季ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。関学大は7日に開幕する第70回全日本大学野球選手権大会(神宮球場、東京ドーム)に出場し、8日に神宮球場で松山大(愛媛)と初戦を戦う。
黒原投手は左投左打。海南市立日方小学校、同市立海南中学校から智弁に進み安定感のある技巧派として活躍。3年夏はエースとしてチームを引っ張り、甲子園に出場。大阪桐蔭を相手に好投を見せた。同大社会学部に進学後は下級生の頃から登板機会に恵まれ、球速は150㌔台をマークするまでになった。関西学生野球リーグは近大、関大、同志社大、立命大、京大、関学大の6チームで構成され、春と秋にリーグ戦を行っている。
今春の黒原投手は51回3分の1を投げ、リーグ最多となる5勝を挙げた。防御率は0・70。最優秀投手賞やベストナインのタイトルも獲得した。