外出自粛要請を解除へ 7日~安全な生活を

和歌山県は、県内の新型コロナウイルスの新規感染者が減少しているのを受け、感染防止のために県民に求めている「不要不急の外出を控える」の呼び掛けを6日で解除し、7日からは「安全な生活・安全な外出を心がける」に変更する。

感染「第4波」の拡大に伴い、県は4月14日に紀北地域の住民に対し不要不急の外出自粛を要請し、21日には県全域に対象を拡大。大阪など近畿3府県を含む緊急事態宣言発令などを受け、期間を延長していた。

仁坂吉伸知事は2日の記者会見で「(感染が拡大していた)これまでは外出という目的を縛ってきたが、今後は目的は問わず『気を付けてやってください』ということ」と述べ、外出自粛要請を続けることで、病気の検診を先延ばしにする人がいたり、運動不足による健康状態の悪化を招いたり、経済へのさらなる影響を招いたりする懸念があると説明した。

また、キャンプやバーベキューなどの野外活動の人気が高まり、県外から県内に訪れる人が増えることへの不安の声があるとし、所定の場所で、管理者が定めるルールを守り、密にならないよう感染対策をして、ごみを持ち帰ることも新たに呼び掛けた。

さらに、県内は全国で最も早くワクチン接種が進んでいることを受け、接種した後もマスクの着用や手指消毒などの対策を続けるよう求めている。

 

フリップを手に県民への要請の変更について話す仁坂知事