五輪へ決意 フェンシングの東晟良選手
フェンシング女子フルーレで東京五輪代表に内定している和歌山市出身の東晟良選手(日体大)が8日、オンラインのトークイベントに参加。現在、愛知県での代表合宿に参加している晟良選手は、1歳上の姉、莉央選手(明治安田生命)と共に姉妹で五輪出場に内定した喜びや、夢や目標をかなえるために実践していることなどについて語った。
2018年7月からスポンサー契約を結ぶ、外壁・屋根修繕工事、室内リフォームを手掛ける㈱みらい住宅開発紀行(大阪市北区、中積康至代表取締役)が主催。東選手が子どもの頃から抱いていた五輪出場への内定を手にしたこともあり、東選手にゲスト出演を依頼し、競技報告を兼ねたオンライントークイベントが実現した。
「ともに、みらいへ」と題した企画で、同社を代表して社員2人が登壇。多くの社員が集まる様子を見て、晟良選手は「こんなに多くの人に応援してもらえていることがモチベーションになり、より一層頑張れます」と笑顔で話した。
イベントではフェンシングの面白さについて「相手ごとに作戦を決めて、突けたときが幸せ」と話し、「うまくいかないときもあるけれど、一人で悩まずに家族やコーチに相談して解決していくことを大切にしている」と自身のメンタルコントロール方法を説明。「日々の練習では、頑張るのはもちろん、楽しむことを意識している」とも話した。
イベント後には、報道関係者らの質問にも応じ、五輪代表に内定した際の思いについては「言葉にできないくらいうれしくて姉と喜び合った」と振り返り、「オリンピックでは高身長の相手にも自分のフットワークを生かして、伸びのあるアタックができれば」と意気込んだ。
地元、和歌山へのメッセージを求められると「これまでたくさんサポートしてもらったので、成果を出せるように頑張りたい」とにこやかに応えた。