子ども食堂の活動応援 和歌山東RCが寄贈

和歌山東ロータリークラブ(=RC、会員45人、樫畑友洋会長)は17日、コロナ禍の状況下でも積極的に子どもへの支援をしている、和歌山市こども食堂連絡協議会(美園町、岡定紀会長)に米や手指消毒用アルコールなどを寄贈した。

同クラブは新型コロナウイルス感染症拡大で大変な人がいる社会情勢の中、何かできないかと思案し、「新型コロナウイルス感染症対策に関する事業」を立ち上げ、支援を決めた。

同会はことし4月、実施団体間の交流、情報発信・共有、研修、広報啓発を通して同市のこども食堂などの発展を目的に設立。子ども食堂を運営する8団体が加盟している。コロナ禍で地域の見守り力が低下している中、より連携して地域の子どもを見守っていくという。

この日、ダイワロイネットホテル(同市七番丁)で行われた寄贈式で、樫畑会長が「人と人とのつながりが希薄になる中、素晴らしい取り組みだ」とあいさつし、同会の岡会長へ米(2㌔入り450袋)と菓子(120家庭分)、手指消毒用アルコール(1㍑入りボトル10本)とアルコール除菌スプレー(120家庭分)を贈呈した。

岡会長は、以前は地域の子どもを中心に高齢者まで集まるにぎわいの場所としてこども食堂は開かれていたとして、「子どもは地域の鎹(かすがい)」と話し、コロナ禍で活動が制限される今、「市内のこども食堂が連携して、漏れのない地域づくりをしていきたい」と話した。

寄贈品は、各こども食堂と相談し、必要な家庭に配られるという。

樫畑会長㊧から寄贈を受ける岡会長㊥と馬場潔子副会長

樫畑会長㊧から寄贈を受ける岡会長㊥と馬場潔子副会長