海南出身の南出が五輪代表 オープンウオーター

水泳オープンウオーターの東京五輪世界最終予選は20日、ポルトガルのセトゥバルで男子10㌔が行われ、和歌山県海南市出身の南出大伸選手(25、木下グループ)が2時間2分29秒70で6位に入り、五輪代表に内定した。南出選手は初のオリンピック出場となる。

南出選手は海南高校出身。日本体育大学を卒業後、木下グループに所属。2018年のオープンウオータースイミングの日本選手権で初優勝を飾り、その後の世界短水路選手権代表選考会では1500㍍自由形で優勝するなど、活躍が注目されていた。

海南高時代から現在も同校の水泳部顧問を務める安永元樹教諭は、「彼は1500㍍自由形の選手だった。普段の練習から、つらいときやしんどいときでも声を出してみんなの士気を高めていた」と振り返り「彼が目指していた舞台。ベストを尽くしてもらえたら私もうれしい」とエールを送った。