2年ぶりに意欲作並ぶ 第69回市展が開幕
和歌山市などが主催する第69回市美術展覧会(市展)が23日、市民会館展示室・市民ホールで始まった。新型コロナウイルス感染症の影響で昨年は延期しており、ことしは2年ぶりの開催。
初日の開会式には、尾花正啓市長や県PRキャラクターのきいちゃんらが駆け付けた。尾花市長は「心を込めた、創作意欲ある作品が出展されている。市としても未来に希望が持てる文化振興を目指したい」とあいさつし、同展の案内板を披露した。会場では、力作を見ようと、訪れた来場者たちが一点一点をじっくりと鑑賞していた。
ことしの一般応募は7部門で180点あり、入賞23点、奨励賞22点、入選124点が選ばれた。27日まで開催中の第1会期は、日本画、工芸、いけ花の3部門で、入賞・入選の他、招待や審査員作品などを含む81点が並ぶ。
日本画の部で招待作家として作品「春光」を出展している日高川町の小野千寿子さんは、展示を見て「力作ぞろい。いろいろなテーマ、題材がありバラエティーに富んでいて、見ていて楽しい」と笑顔で話していた。
今後の予定は、「書道」(30日~7月4日)、「洋画」(7月7~11日)、「写真・彫塑」(7月14~18日)。全会期で、一般の部入選・入賞作品、無鑑査・招待・審査員の作品の計366点が展示される。
午前9時半から午後5時まで。各部門の入賞者は後日掲載。