五輪へ意気込み 東姉妹が明治安田生命を訪問

フェンシング女子フルーレで姉妹そろってオリンピック東京大会出場が内定している、和歌山市出身の東莉央さん(明治安田生命)と晟良さん(日本体育大学)が28日、明治安田生命保険相互会社和歌山支社(和歌山市六番丁、松尾洋支社長)を訪問。五輪への意気込みを語った。

同社(根岸秋男執行役社長)は、地元から世界を舞台とした活躍を目指す若手アスリートを支援する「地元アスリート応援プログラム」を立ち上げ、昨年度から姉の莉央さんをサポートしている。

同プロジェクトは、同社が地方自治体やスポーツ、企業などを通じて、地域課題の解決や活性化に向けて取り組む「地元の元気プロジェクト」の一環。若手アスリートの支援を通じて、子どもの夢、地元愛を育むことを目的に、2020年11月から実施している。クラウドファンディング(CF)サービスを活用し支援金を募るなど、地域と一体でアスリートの育成支援に取り組んできた。本年度は、28都道府県から17競技で活躍する32人のアスリートを支援している。

同日、同社で行われた支援金目録贈呈式には、姉の莉央さん、妹の晟良さんが母親と共に出席。松尾支社長は「スポーツには大きな力がある。オリンピックでの2人の活躍は多くの人々に勇気、夢、感動を与えてくれると思う」とあいさつし、莉央さんに目録を贈呈した。莉央さんは「和歌山で生まれ育って、お世話になっている」と話し、晟良さんは「小さい頃からの夢がかなってうれしい。しっかりとメダルを取りに行きたい」と来月開催されるオリンピックへの抱負を語っていた。

松尾支社長は、「支援している選手がオリンピック出場まで勝ち取ってくれたのはとてもうれしい。今後も若手で頑張っている選手の支援を継続していきたい」と話していた。

 

(左から)松尾支社長、莉央さん、晟良さん、同社北営業所の神南薫さん