和東が集中打で快勝 エースが投打に躍動
第103回全国高校野球選手権和歌山大会は5日目の13日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で2試合があり、第1試合ではシード校の和歌山東が新宮に8―0で快勝した。第2試合は那賀が0―3で高野山に敗れた。
【5日目・第1試合】
和歌山東 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1 | 8 |
新宮 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(7回コールド)
〔和〕田代―笠本〔新〕髙須、松下―中森▽本塁打=高橋(和)▽3塁打=笠本(和)▽2塁打=田代(和)
和歌山東が投打に圧倒し、7回コールド勝ちで初戦を突破した。2回に1点を先制すると、3回には3番・高橋の左越え本塁打で1点を加え、序盤で試合の主導権を握った。6回には9番・田代の左翼線への適時2塁打などで一挙5点を奪い、突き放した。
先発のエース・田代は右上手から130㌔台の直球とスライダーを投げ分け、打たせて取る投球を展開。相手打線を4安打に抑えた。
米原寿秀監督は選手たちの動きについて「序盤は硬さが見られたが、中盤からは力を出してくれた」と話し、「相手のミスに乗じてうまく点が入った」と攻撃を振り返った。
四死球0で投げ切った田代は「制球には自信がある。序盤は気持ちが入り過ぎて力み、高めに球が浮いてしまったが、3、4回くらいから修正できた。70点くらいの内容だった」と話した。