20日間で完売 県のリフレッシュプラン

和歌山県民による県内旅行の費用を1泊あたり最大1万円割引する「わかやまリフレッシュプラン2nd」の電子チケット36万8000枚が11日で完売した。

県によると、新型コロナウイルスで深刻な影響を受けている観光業を支援するため、昨年夏の第1弾に続いて企画。額面5000円の電子チケットを2500円で販売し、登録している389事業者(宿泊施設318、旅行代理店71)の企画旅行などで利用できる。

関連予算20億円を確保し、県内の感染状況が落ち着いた6月22日に販売を開始し、20日間で予算の上限に達した。

仁坂吉伸知事は14日の定例記者会見で、感染状況が落ち着き、県内なら旅行に行きたいという県民の気持ちがあることが人気の要因とし、「いいタイミングで売り出すことができた」と述べた。

第1弾では予算を追加して需要に対応したが、今回は現時点で追加の予定はない。9月県議会の補正予算案を組む段階で、観光業に深刻な影響が続き、県内は感染が拡大していない状況であれば、予算の追加はあり得るとしている。