和工が逆転の一打で田辺破る 高校野球7日目

第103回全国高校野球選手権和歌山大会は7日目の15日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で3試合があり、第1試合では和歌山工業が3―1で田辺に勝ち、3回戦に進んだ。

和歌山工業 0 0 0 3 0 0 0 0 0 3
田辺 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

〔和〕光定、酒井、山田―谷口〔田〕新家―平野▽2塁打=中野、光定(和)前芝(田)

和工が田辺の好左腕・新家の前に苦しみながらも初戦を突破した。1点を追う4回表、2死満塁から9番・中野の適時2塁打で3点を奪い逆転。守りでは、先発・光定、2人目・酒井、3人目・山田の3投手がいずれも3回ずつを投げ、好投を見せた。

和工の中本和希監督は「投手がよく粘って最少失点に抑え、野手も無失策で守ってくれた」と振り返り、攻撃については「ワンチャンスで中野が甘い球をよく打ってくれた」と話した。3番の井戸本は「最初はチーム全体に緊張があったが、中野が打ってからチームも盛り上がった」と話していた。

 

安定感のある投球を見せた酒井