五輪出場の畑山選手を応援 楠見地区に懸垂幕

東京五輪セーリング競技「ナクラ17級(混合)」で日本代表に内定した畑山(はたやま)絵里さん(29、和歌山市出身の㈱エス・ピー・ネットワーク)を応援しようと、母校の楠見小学校と地元の楠見連絡所の2カ所に懸垂幕が設置された。

畑山選手は2004年に同小学校を卒業。県立星林高校へ進学後、2年生の時にヨット部の顧問に誘われ、セーリングを始めた。畑山選手が出場する同競技は2016年、リオデジャネイロ五輪から採用された唯一の男女混合種目。2人乗りで、「空飛ぶヨット」とも呼ばれるほどスピードが出るのが特徴。

懸垂幕は、それぞれ同校育英会と同地区の連合自治会が、畑山選手への激励と地元輩出のオリンピアンがいることを広く知ってもらいたいとの思いから企画。

同校育英会の懸垂幕は、縦500㌢、横100㌢。よりたくさんの人に見てもらえるようにと、県道7号線沿いの同校北側に11日から設置。同連絡所は縦500㌢、横80㌢の懸垂幕で、願いがかなうよう七夕の7日から掲げている。懸垂幕にはともに、畑山選手の名前と競技名、それぞれに「楠見地区出身」や「H16年度卒」の文字が入っている。

同地区連合自治会楠見皓生会長は「一生懸命頑張っている姿で、子どもたちに勇気と感動を与えていただきたい」とエール。同校育友会の西澤卓会長(48)は「地元からオリンピアンが出るというのはなかなかないこと。子どもたちにも頑張れば夢はかなうということを知ってもらいたい」と畑山選手の活躍に期待を寄せていた。

 

楠見連絡所でエールを送る楠見さん㊧と西澤さん