和東が粉河下し4強へ 継投でリードを守る
【準々決勝・第2試合】
粉河 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
和歌山東 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | x | 3 |
〔粉〕木村―筒井〔和〕山田、田代―笠本▽2塁打=西(粉)上代、高橋(和)
和東がロースコアの試合をものにした。1回裏、2死2塁から4番・上代が適時2塁打を放ち、1点を先制。2回にも1点を加え試合の主導権を握った。1点差に迫られて迎えた6回裏は、相手投手の暴投で1点を加えた。
先発した左腕・山田は4回まで相手の攻撃を全て三者凡退に抑える好投。6回に適時打を浴びて1点を失ったが、後続を断った。8回途中からはエースの田代が登板し、走者を許しながらも得点は許さず逃げ切った。
和東の米原寿秀監督は「山田が本当に良い投球をしてくれた。選手たちはまだまだ力を出せる」と話した。
粉河は1点を追う6回表、3番・橋本の適時打で1点を返した。5回以降は毎回走者を出し9回も得点圏に走者を進めたが、あと1本が出なかった。富樫大地監督は「山田投手には高めの変化球でストライクを取られ、田代投手は変化球は想像以上にキレがあった。(1死3塁の好機をつくった)5回に1点は欲しかった」と攻撃を振り返り、4強まであと一歩と迫った選手たちについて「一試合一試合頼もしく成長してくれた。攻撃も最終回に見せ場をつくってくれた」と話していた。