感謝込め「橋の日」に 和歌浦で有志が清掃

8月4日の「橋の日」にちなみ、和歌山市和歌浦中の不老橋周辺で清掃活動が行われ、地域住民らが爽やかな汗を流した。

「橋の日」は、川や橋に感謝する日として、全国各地でさまざまな催しが行われる。

2011年に「和歌の浦」が国の名勝に指定されたのをきっかけに始めた、名勝和歌の浦クリーンアップ活動の一環として実施。地元団体の有志が集まり、名勝和歌の浦と日本遺産に指定された地域を中心に月2回活動をしている。

この日は6才から87才までの約50人が和歌の浦のシンボルの一つ、不老橋に集まり、橋の石畳の間に生えた草を丁寧にかき出したり、道路脇や雁木部分を清掃したりした。活動の合間には、地元住民が小学生に不老橋の歴史を話すなど和気あいあいとした雰囲気の中、約1時間ほどの除草作業でごみ袋約7袋分が集まった。

市立和歌浦小学校環境クラブに所属する4年生の藤田凛さんは「きれいになってうれしい。今後も活動を続けたい」と意気込み、10年ほど前から参加しているという吉田賢二さん(80)は「素晴しい活動。観光など地域の活性化にもつながると思う。みんなでわいわいやるのも楽しい」と笑顔で話していた。

 

橋に感謝の気持ちを込めて活動