枝曾丸さんで笑い納め 市民会館さよなら公演
笑い納めは和歌山弁落語と人情ばなしで――。和歌山市の落語家・桂枝曾丸さんの落語会「桂枝曾丸 噺(はなし)の世界」が9月12日午後2時から、同市伝法橋南ノ丁の市民会館市民ホールで開かれる。10月に予定される和歌山城ホールの開館とともに役目を終える同館のさよなら公演となる。
枝曾丸さんはほぼ毎年、20回を数える独演会「わかやま芸品館」を開催するなど、同館を地元での主な活動の場としてきた。今回は思い出深いこの場所で、閉館前の最後の落語会を開く。くしくも同日は、枝曾丸さんの53回目の誕生日でもある。
この日の演目は、和歌山弁落語「同窓会」と創作人情ばなし「浪花日和」の2題。「同窓会」は、おなじみ和歌山のおばちゃんが地元料亭での同窓会に出掛ける物語。「浪花日和」は枝曾丸さんの友人のミュージシャンの曲を使用するなど、他の落語にはない珍しい演出が施されているとのこと。
枝曾丸さん以外の出演者は、有田市出身の桂福矢さん、枝曾丸さんが講師を務める同館落語教室の卒業生からプロとなった桂雪鹿さん、県民謡連合会の皆さんとなっている。
チケットは前売り2500円(当日2800円)、全席自由。同館やローソンチケットなどで取り扱っている。
問い合わせは同館(℡073・432・1212)。