2例目のコロナ再感染判明 病床使用率8割
和歌山県は1日、県内で幼児から90代の68人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち1人は、ことし1月に続いての感染で、再感染者の判明は県内で2例目となった。
68人の保健所管内別内訳は、和歌山市27人、海南1人、岩出15人、橋本4人、湯浅6人、御坊3人、田辺9人、新宮2人、県外1人。
発表済みのクラスター(感染者集団)では、和歌山市の古梅記念病院関係の感染者が2人増えて計35人、白浜町の白浜はまゆう病院関係が1人増えて計7人となった。
また、妊娠中に陽性が判明し、出産に至った県内2例目の事例も確認された。本人は無症状で、新生児は陰性が確認されている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が45・1人で7日連続で減少。保健所管内別では田辺が最も多い62・5人、湯浅が52・9人、岩出が49・7人、和歌山市が47・8人で続いている。
県内の感染者は累計4635人、入院患者は466人(うち重症29人)。臨時の新型コロナ病床となっている12床を含め、使用率は80・1%となった。
自宅待機期間中に家族以外と会っていたことが分かった人がおり、県福祉保健部の野㞍孝子技監は、保健所の要請への協力を改めて求めた。また、症状が悪化した後に救急受診するケースが依然としてあり、救急医療を圧迫しているとして、「症状があれば早期に、できるだけ時間内の受診をお願いしたい」と改めて呼び掛けた。