県内最低賃金28円増 コロナ禍に大幅改定
和歌山県内の最低賃金が10月1日から28円引き上げられ、時間額859円に改定されることが決まった。
県内の最低賃金は2019年まで、7年連続で10円以上引き上げられてきたが、20年は新型コロナウイルス感染拡大による経済への深刻な影響を考慮し、1円の引き上げにとどまった。
ことしは、コロナ禍が継続する中、中央最低賃金審議会が全国平均で28円の引き上げを答申。和歌山地方最低賃金審議会(冨山信彦会長)も和歌山労働局(池田真澄局長)に対し、中央審の判断に沿った引き上げを答申していた。