伝統の南中ソーランも 美里中学校で体育祭
和歌山県紀美野町野中の美里中学(尾﨑弘和校長)で11日、体育祭が行われ、全校生徒28人が日頃の練習の成果を披露した。
開会式で、尾﨑校長は「積み上げてきた成果を発揮してほしい」と呼び掛け、3年生の芝滝大裕さんがトーチランナーを務め、教職員らが制作したトーチ台に彩りを添えた。父の裕之さんは「トーチランナーを務めてうれしい気持ちでいっぱい。3月に卒業なので頑張っている姿を見たい」と話した。
全校生徒でパフォーマンスをする「南中ソーラン」は、同学校の伝統演目で専門家の指導の下、基礎から教わった。長ばんてんと法被に身を包んだ生徒らは、本格的なソーラン節を披露した。
学年、男女混合チームで競うブロック対抗リレーでアンカーを務めた松本珠里さんは「勝つために走る順番など作戦を立てた。楽しんで走る」と笑顔だった。代表に選ばれた選手らの活躍は会場を沸かせた。
その他にも綱引きや玉入れなどの競技が行われ、生徒たちの頑張りに保護者らは大きな拍手を送った。