感謝のはがき投函 「敬老の日」前に園児ら

20日の「敬老の日」を前に、和歌山市毛見のみちる保育園(池永善弘園長)の園児205人(0~5歳児)が16日、絵やメッセージを書いたはがきを祖父母に送った。

以前は、園児らのはがきを年長組がまとめて和歌山毛見郵便局にはがきを差し出すのが恒例だったが、2015年の紀の国わかやま国体以降、県PRキャラクターのきいちゃんを迎え、同園で差し出し式を行っている。式には例年、毛見郵便局と和歌山南郵便局の配達員が訪れていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続いてことしもきいちゃんのみの参加となった。

この日、差し出し式にきいちゃんが登場すると、園児たちは「かわいい!」と歓声を上げ、各組に分かれて毎年使われているおなじみの手作りポストにはがきを投函(とうかん)。投函後は、きいちゃんと笑顔で握手を交わした。

年長組の小畑莉央ちゃん(5)は「いつも優しいおばあちゃん、おじいちゃんに『トランプしてくれてありがとう』と書いて送った」と笑顔。嶋海翔ちゃん(5)は「おじいちゃん、おばあちゃんの家で寝ている絵と『またとまらせてね』と書いた」と話し、「郵便の帽子かぶるのかな?」と、はがきをまとめて郵便局に届けてくれるきいちゃんの姿を想像していた。

池永滿子理事長は、「おじいちゃんやおばあちゃんを敬う気持ちや、大切にしたいと思う気持ちを育んでほしい」と話し、「コロナ禍でなかなか祖父母に会えない子どもたちもいるので、はがきを送ることで心のつながりを持ってほしい」と願っていた。

 

ポストに投函しきいちゃんに任せる園児ら