大粒で甘い秋の味覚 四季の郷でクリ豊作
和歌山市明王寺の「道の駅 四季の郷公園」で秋の味覚、クリが販売されている。
園内にはクリの品種の一つ「銀寄(ぎんよせ)」が約30本植えられ、ことしは例年より1週間ほど早い8月末からイガの落下が始まった。同園によると、ことしは大きな台風がなく、過去一番の豊作で、実が成りすぎて枝が折れた木もあったという。
集められたクリは、地元の女性3人が火ばさみを使って青々としたイガから、つやつやと光沢のある実を取り出し、重さを量って販売用のネットに入れている。同園のクリは実が大きく、ホクホクとした食感と甘みが特長。
クリの収穫をした吉川明美さんは「定番の栗ご飯もおいしいですが、大きい粒感を生かした渋皮煮もお薦め」と笑顔。
収穫したクリは、園内の販売所で一袋350円(500㌘入り)で販売され、今月末まで店頭に並ぶ予定だという。