2年連続引き下げ勧告 県職員ボーナス改定へ
和歌山県人事委員会(平田健正委員長)は18日、県と民間の給与の均衡を図るため、県職員のボーナス(期末・勤勉手当)を0・15カ月分引き下げるよう、仁坂吉伸知事と森礼子県議会議長に勧告した。月例給の据え置き、ボーナスの引き下げ勧告はいずれも2年連続となった。
人事委によると、規模50人以上の民間118事業所を対象にボーナスの支給割合を調査した結果、県職員の年間支給月数4・45カ月分に対し、民間は4・31カ月分で下回っていたため、県職員の支給月数を0・15カ月分引き下げ、4・30カ月分とするよう求めている。月例給は平均で県職員が民間を23円下回っているが、較差がわずかだとして改定の勧告はなかった。
勧告通りにボーナスの引き下げを行った場合、行政職(3848人)の平均年間給与額は約5万6000円減となる。