ほんわか号に決定 移動図書館新車両の愛称
和歌山市民図書館(同市屏風丁)の移動図書館新車両の名前が「ほんわか号」に決まり、命名発表が和歌山市駅前広場で行われた。
応募総数2518件の中から決定。本(ほん)と和歌山をかけている。
同新型車両はパンダ号の後継車として、6月1日にデビュー。市内の小学校や公園など35カ所を巡回している。車体のラッピングデザインは、紀の川市のイラストレーションユニット・ロシトロカ(佐古浩介さん・小夏さん)が担当。パンダやゴリラ、キツネなどの動物が優しいタッチで描かれている。
この日行われた感謝状贈呈式では、「ほんわか号」の命名者から抽選で選ばれた、加太小学校2年の片山心結(みゆ)さん、高松小学校5年生の中本悠介さん、同市の東條卓人さん(40)の3人が出席。同館の平井薫館長が「末永く愛される名前だと確信した」と話し、3人に感謝状と「ほんわか号」の名前が入った同館オリジナルのしおりを贈った。
片山さんは「選ばばれてうれしい」と笑顔。中本さんは「パンダ号のように人気の移動図書館になるように」と願いを込め、普段からもう1台の移動図書館「くすのき号」を利用するという東條さんは「近所の子どもやお年寄りが本を借りているのを見て『ほんわか』というのがぴったりだと思い、応募した。愛着ある名になってほしい」と話していた。
この後、移動図書館「ほんわか号」は市立西脇小学校に向け出発した。この日から移動図書館貸し出し利用者には、命名記念の同館オリジナルしおりが配られた。