一席に大橋さん 勤労福祉会館写真コンテスト

和歌山県勤労福祉会館(和歌山市北出島)主催の第35回写真コンテストの入賞者が決まり、一席にあたる館長賞に、湯浅町の大橋寛治さんの「春の風物詩」が選ばれた。

今回は145人から260点の応募があった。

大橋さんの作品は春の到来を告げる地元のシロウオ漁の様子を、俯瞰(ふかん)した構図で写したもの。緑の水面に、太陽の光を浴びて輝く大きな網が美しい作品。審査を担当した写真家の大木利夫さんは「露出をアンダーに入れることで光をうまく捉え、良いタイミングでシャッターを切りピントも合っている。躍動感があり、斬新な切り撮りで良い写真」と評価した。

応募作品は8日から12日まで、同館2階ギャラリーで展示される。午前9時から午後5時(最終日は4時)まで。問い合わせは同館(℡073・425・3335)。

その他の入賞者は次の皆さん。

【県中小企業団体中央会会長賞】山田隆英「波涛」

【県労働者福祉協議会会長賞】尾上敏郎「夕映え」

【奨励賞】池田義成▽磯秀樹▽太田信子▽尾崎博美▽髙瀬捷一

【入選】井内未香▽川嶋由美▽北畑充朗▽権神貞夫▽武西邦夫▽土屋耕一▽日高明宏▽前田信幸▽松下芳史▽宮﨑眞次

【期待賞】岡田敏男▽塩路資定▽新解雅大▽久山靖夫▽太一男

館長賞に輝いた大橋寛治さんの「春の風物詩」

館長賞に輝いた大橋寛治さんの「春の風物詩」