国際貨物便が過去最高 10月の関西空港利用状況

関西エアポート㈱は関西国際空港の10月の利用状況を発表した。新型コロナウイルスの水際対策に大幅な緩和はなく、国際線の旅客の動きは引き続き限定的となったが、国内線は緊急事態宣言の全面解除や感染状況の改善などの影響で前月より増えた。

総発着回数は6429回(前々年比61%減)、国際線発着回数は3296回(同74%減)、国際線旅客便発着回数は538回(同95%減)、国内線発着回数は3133回(同21%減)となった。

航空旅客数をみると、総旅客数は34万7087人(前々年比86%減)、国際線旅客数は1万8061人(同99・1%減)で、国際線旅客数のうち外国人は7447人(同99・4%減)、日本人は9478人(同98・5%減)。国内線旅客数は32万9026人(同42%減)だった。

国際貨物便は引き続き好調に推移し、発着回数は前々年比115%増の2545回で、開港以来、単月で過去最高となった。国際貨物の扱い量は7万2582㌧(前々年比10%増)で、10カ月連続して前年を上回った。