市民の健康増進 岩出市と明治安田生命が協定
和歌山県の岩出市と明治安田生命保険相互会社は22日、市民の健康増進やスポーツ振興など市民サービスの充実を目的にした包括連携協定を締結した。
同社は「ひとに健康を、まちに元気を。」を目指し、人々の健康づくりと豊かなまちづくり、持続可能な社会の実現に向けて「みんなの健活プロジェクト」と「地元の元気プロジェクト」を実施している。
包括連携協定は、同社が企業ビジョンに掲げる「地域社会との絆」を深める活動の一環。地域のニーズに迅速かつ適切に対応して地方創生の実現を図る。
締結式は市役所であり、中芝正幸市長と同社和歌山支社の松尾洋支社長が署名。中芝市長は「協定により、健康づくりやスポーツ振興、子育て支援など連携した取り組みで効果的な施策を展開していきたい」、松尾支社長は「社会から必要とされる価値を創造して岩出の地域の発展に貢献することを目指したい」と話した。
また同社はこの日、県教委ともスポーツや文化活動に関して連携を図ろうと、包括連携協定を締結。ゴールデンキッズ発掘プロジェクトや市町村対抗ジュニア駅伝などスポーツイベントのボランティア確保、特別支援高校へのスポーツ用品などの提供を行う。同社が「地元の元気プロジェクト」の一環として行う「私の地元応援募金」の寄付目録も贈呈した。
寄付は同社が47都道府県、908市町村、63の社会福祉協議会・NPO法人など計1018団体に実施。同社グループの全従業員が居住地や出身地など、ゆかりのある地域の寄付先に任意で募金する従業員募金に、会社捻出の寄付を上乗せして総額約5億円の寄付を行う。