最優秀に上野山さんら 社明運動の作文表彰
第71回「社会を明るくする運動」作文コンテストの入賞者が決まり、最優秀賞に、小学校の部は丸山清良さん(和歌山大学付属小3年)、中学校の部は上野山朋花さん(智弁学園和歌山中2年)が選ばれた。表彰式は27日、和歌山市二番丁の和歌山地方合同庁舎で行われ、入賞した県内の小中学生20人と学校賞の2校に表彰状が贈られた。
同運動県推進委員会が主催。日常の家庭生活や学校生活の中で体験したことを基に、犯罪や非行のない地域社会づくりや犯罪・非行をした人の立ち直りについて考えたことなどを題材に、県内の小中学生から作文を募集。207校から6806点の応募があった。また、優秀賞に輝いた袋谷さくらさん(川原小6年)は全国連合小学校長会会長賞(優秀賞)、上野山さんは全日本中学校長会会長賞(優秀賞)に輝いた。
表彰式では、県環境生活部の生駒享部長が仁坂吉伸知事のメッセージを披露し、「皆さんの作文は未来に向けて安心安全な地域社会をつくる第一歩。私たち大人も作文に込められた思いを受け止め、犯罪や非行のない明るい社会をつくっていきたい」と呼び掛け、審査員を務めた「社会を明るくする大使」の落語家・桂枝曾丸さんは「地域を愛し、身の回りの人を大事にしていると感じる温かみのある作文だった」と評価した。
祖母が元保護司だという袋谷さんの作文は「魔法の言葉」。「祖母の『いつもありがとうございます』。これでみんなが笑顔になる。作文を通じて保護司の仕事を伝えたい」と話し、「明るい社会への第一歩」を書いた上野山さんは「犯罪や非行について考えるきっかけになった。犯罪や非行をなくして明るい社会になってほしい」と願いを込めた。
入賞者は次の皆さん。
【小学生の部】
〈最優秀賞〉丸山清良(和歌山大学付属小3)
〈優秀賞〉横山輝依(田辺市立芳養小6)、袋谷さくら(紀の川市立川原小6)
〈更生保護法人 県更生保護協会理事長賞〉清水莉緒(有田市立初島小4)
〈県保護司会連合会会長賞〉森本凌生(かつらぎ町立大谷小5)
〈県更生保護女性連盟会長賞〉池田みのり(かつらぎ町立妙寺小5)
〈県BBS連盟会長賞〉矢野百華(御坊市立名田小6)
【中学生の部】
〈最優秀賞〉上野山朋花(智弁学園和歌山中2)
〈優秀賞〉米田陽花(有田川町立吉備中1)、稲葉すみれ(県立桐蔭中2)
〈更生保護法人 県更生保護協会理事長賞〉花篤あかり(近畿大学付属和歌山中3)
〈県保護司会連合会会長賞〉中叶瑛(智弁学園和歌山中2)
〈県更生保護女性連盟会長賞〉楠瀨心美有田市立箕島中3)
〈県BBS連盟会長賞〉成田悠華(県立桐蔭中1)
【学校賞】
湯浅町立田栖川小学校▽みなべ町立南部中学校