無料検査の体制拡充 全振興局３１カ所に
shimpo新型コロナウイルスの感染に不安を感じる無症状者を対象とする無料のＰＣＲや抗原検査について和歌山県は１２日、実施場所を３１カ所とし、県内全ての７振興局管内で体制が整った。
無料検査ができるのは民間の薬局や衛生検査所などで、本紙エリアでは和歌山市内１３カ所、海南市内１カ所、岩出市内１カ所、紀美野町内２カ所。実施は３１日までで、箇所数は今後も順次拡大していく予定。
１２月２２日の開始から１月１１日までに９３３件の利用があり、２０件の陽性が確認されている。仁坂吉伸知事は１２日の定例記者会見で、陽性者数が予想以上に多いとの認識を示し、県民に注意を促すとともに、検査機関から陽性の連絡を受けたらすぐに保健所にも知らせ、人と接触せず、出歩かないよう呼び掛けた。
無料検査の対象はあくまで無症状者だが、すでに症状がある状態で利用した人もいる。実施場所の薬局などで感染が広がってしまう恐れがあるため、県は、症状がある場合は医療機関の受診を呼び掛けている。
実施場所の一覧など詳しい情報は県ホームページに掲載している。
