創造力豊かな作品並ぶ ジュニア県展始まる
和歌山県内の小中学生を対象にした第7回県ジュニア美術展覧会(ジュニア県展)が23日まで、和歌山市吹上の県立近代美術館で開かれている。
次世代のアーティストを育て、県内の美術文化振興を図ろうと、県が主催。絵画・書・立体の3部門で募集し、ことしは絵画3322点、書1071点、立体185点の計4578点の作品が集まった。
会場には各部門の入賞・入選を合わせた632点を展示。海やキャンプといった夏休みの思い出などを色鮮やかに描いた絵画や、美しさが際立つ書、さまざまな素材を活用して想像の世界を表現した立体などがずらりと並んでいる。
友人の子どもの作品を見に訪れたという同市の中井小夜子さん(61)は、「創造性にあふれたダイナミックな作品ばかりで、皆さんすごい」とにっこり。
偶然立ち寄ったという岸和田市の夫婦は、「どの絵画も力いっぱい描かれていて素晴らしい」と目を細め、じっくりと一つひとつの作品に見入っていた。
午前9時半~午後5時。22日に予定の表彰式は新型コロナ感染予防のため延期となった。