車いすを寄贈 県トラック協会青年協議会

和歌山県内の運送業者でつくる県トラック協会青年協議会は、和歌山市木ノ本の和歌山ろうさい病院に車いす5台を寄付した。26日に行われた贈呈式には、同協議会の大原伸規会長ら3人の代表が出席し、南條輝志男院長から大原会長に感謝状が手渡された。

同協議会は昨年8月、社会貢献活動の一環として、印南町のラ・グレースゴルフ倶楽部で「第34回チャリティーゴルフコンペ」を開催。約90人が参加し、その収益金で本年度は同院と那賀病院(紀の川市)、独立行政法人国立病院機構和歌山病院(美浜町)、ひだか病院(御坊市)の4院に計17台の車いすを贈る。

寄付は2003年から始まり、和歌山ろうさい病院には2004年、11年度に続いて今回で3回目。今回贈られた車いすは、主にハンディキャップのある人や、手術後などに病棟で使われるという。

贈呈式で南條院長は、「人口が超高齢化してお年寄りが多く、車いすの活用頻度も高まっている」と話し、「院内に車いすは何台あってもありがたい」と感謝を伝えた。

大原会長は、「公共の道を走らせてもらっている私たちの社会貢献として、先輩方から引き継いだバトンを今後も後輩につなげていけるよう、貢献活動を引き続きしていきたい」と意気込んでいる。

 

和歌山ろうさい病院に寄贈された車いす