国際交流に役立てて 和歌山東RCが書籍寄贈
和歌山東ロータリークラブ(=RC、瀧川嘉彦会長)は1月27日、県国際交流協会(樫畑直尚理事長)に国際交流関連の書籍121冊を寄贈した。
同クラブは新型コロナウイルス感染拡大に伴い、国際奉仕に関して、これまでのような海外展開ができない状況となり、国内でも国際色のある奉仕ができないかと考え、同協会から要望があった書籍の寄贈を決めた。
寄贈式は、同協会が指定管理者として運営する和歌山市手平の和歌山ビッグ愛8階の県国際交流センターであり、瀧川会長が同協会の樫畑理事長に、世界各国の絵本や日本語学習教材、和歌山や日本の文化をテーマにした書籍などの目録を贈呈した。
瀧川会長は「新たな国際奉仕を模索していた。和歌山にもたくさんの海外の人が生活していることに気が付かず灯台下暗しだった。書籍が有効に活用されることを願っている」とあいさつ。樫畑理事長は「国際交流センターに欠かすことのできない書籍を寄贈していただき大変ありがたい。多くの文化にふれ合うきっかけの場になれば」と謝辞を述べた。
同協会によると、県内に住む外国人は7322人(2021年6月統計)。韓国やベトナム、タイなどの出身が多いという。センター内には図書スペースがあり、約7400冊所蔵。平均で月に40冊の貸し出し利用がある。外国人以外の利用も可能で、キッズスペースもあり、各国の衣装、ぬりえなどで外国の文化にふれることができる。同センターは、在住外国人に向け、防災に関することや日常の相談など、情報拠点としての利用も呼び掛けている。