一足早く春の訪れ 地蔵の辻のカンヒザクラ

和歌山市中之島の国道24号沿いの早咲き桜が開花し、通り掛かった人の目を楽しませている。

一足早い春の訪れを告げているのは、地蔵の辻の交差点から西約100㍍先の所にある、カンヒザクラ(寒緋桜)の雑種とみられる1本。1976年、緑化推進のため県工場環境緑化協会が植樹した桜で、現在は5分咲き。毎年2月末ごろに満開を迎えるという。

メジロが桜の蜜を求め、忙しく飛び回る中、散歩で通り掛かった近所の女性(47)は「毎年楽しみにしている。きれい」と顔をほころばせた。

同じ通りにはソメイヨシノ約70本も植えられている。気象情報会社ウェザーニューズによると県内の桜の開花予想日は、3月25日。

一足早い春を告げるカンヒザクラ

一足早い春を告げるカンヒザクラ