身引き締め職責全う 岸本市長が初登庁

2月27日に行われた和歌山県の紀の川市長選で初当選した岸本健市長(51)が1日、同市西大井の市役所に初登庁した。市職員や支持者が拍手で迎えた。

岸本市長は午前8時30分ごろ、本庁舎に到着。玄関前で職員から花束を受け取り「市民の皆さまの信任を頂き市政を担うことになった。責任の重さを自覚して職責を全うしていきたい。亡くなった中村愼司前市長の思いを胸に、住んで良かったと思ってもらえるように市民と一緒になってまちをつくっていきたい」とあいさつした。

岸本市長は集まった人々に感謝を伝えて庁舎に入り、市選挙管理委員会の奥谷敏夫委員長から当選証書を受け取った。市長室の椅子に座ると「身が引き締まる思い」と述べ、部長級職員に訓示するなど岸本市政を始動した。

岸本市長は中村前市長が推進してきた「京奈和関空連絡道路」の実現や農学部の誘致などを公約に掲げている。任期は2026年2月26日まで。

 

市職員から花束を受け取る岸本市長