全日本フットサル出場 セットスター和歌山
関西フットサル女子リーグの「セットスター和歌山レディース」が、4~6日によつ葉アリーナ十勝(北海道帯広市)で開かれる「JFA(日本サッカー協会)第18回全日本女子フットサル選手権大会」に関西地域代表として出場する。2大会連続の大舞台での活躍が期待されている。
全日本選手権は、全国リーグの日本リーグ所属チームを含めた女子フットサルチームの日本一を決める大会で、地域予選の出場チームも多く、国内で最もレベルの高い舞台として知られる。9地域の代表16チームが出場し、優勝するには一度も負けられないオールノックアウト方式(トーナメント)で戦う。
関西地域の予選で3位決定戦を制し、第3代表を勝ち取ったセットスター和歌山レディース。全日本選手権の1回戦は、東海地域第1代表のデリッツィア磐田レディース(静岡)と対戦する。
セットスター和歌山レディースは、「和歌山にフットサル文化を根付かせる」をクラブミッションに掲げ、2005年に発足。当初は03年に先に発足した男子チームの友人らが集い、やがて県内外から多くの社会人や学生が加入した。
阪下巧代表・監督、コーチ2人の下、10代から30代を中心に選手兼コーチ1人、選手11人が和歌山市の河南総合体育館の他、岩出第二中学校体育館、海南スポーツセンターで毎週月・木曜日に練習で汗を流している。
2月には、アダストリアみとアリーナ(茨城県水戸市)で開かれた「第9回フットサル地域女子チャンピオンリーグ」に初出場を果たし、ことしは関西代表として二つの全国大会出場を成し遂げたことになる。
全日本選手権を間近に控え、関西フットサル女子リーグで51シュート中6得点を挙げ、得点ランキング3位に輝いた板谷かのあ選手(19)は、「2回目の出場なので、まず第1戦を勝ち抜きたい。和歌山の女子フットサルを全国の人に知ってもらうために、プレーでアピールしたい」と善戦を誓う。
阪下監督は「コロナ禍にもかかわらず選手たちはモチベーションを高く持って取り組んでいる。昨年、初めて全日本に出たことで、全国レベルで結果を残したいという士気がチーム内で上がっており、良い準備ができている」と笑顔。昨年は初戦で敗れたため、「悔しさを晴らせるよう、精いっぱい頑張りたい」と意気込んでいる。