過去10年で最少 和歌山市人事異動671人
和歌山市は23日、4月1日付発令の2022年度定期人事を発表した。異動規模は前年度比150人減の671人で、うち昇任は285人。新型コロナウイルス感染症対策の業務などを継続して進めるため異動を最小限にした結果、過去10年で最も少ない異動となった。
局長級は総務局長に堀部右文企画政策部長、財政局長に雑賀將吉財政部長、市民環境局長に星田光浩市民部長らが就任。異動する8人のうち6人が昇任となる。留任の亀井利昭危機管理局長が理事に就任。理事ポストは7年3カ月ぶりの設置で、自然災害に限らず新型コロナや断水、大停電など市民生活に大きな支障が及ぶ危機事象が発生した際に総合調整役を果たす。
部長級以下の内訳は、部長級29人(うち昇任26人)▽課長級55人(同45人)▽副課長級76人(同49人)▽主務班長級87人(同48人)▽班長級184人(同53人)▽一般232人(同58人)。
21年度末の退職者数は118人で、そのうち定年退職者は89人。4月1日の職員数は同比32人減の2898人。平成以降の最少人数を更新した。
新型コロナ対策として保健所と衛生研究所の体制は、今後の感染拡大への備えも考慮し、昨年4月から35人増員されて計194人となった職員数は維持する。また、六十谷水管橋の復旧工事や新水道事業ビジョンの策定を進めるため、水道企画課の職員を5人増加し19人体制を確保。中学校の全員給食化を推進するため、保健給食管理課は栄養士らを2人増やして13人体制とする。
部長級の女性職員は同比3人増の5人となり、管理職に当たる副課長以上では計60人となる。
4月1日の組織数は13局、29部、同比1増の114課、同比2減の373班となる。
和歌山市人事
<28日>財政局税務部納税課副課長(警部・かつらぎ署地域課長)黄瀨達磨
<4月1日>福祉局社会福祉部生活支援第2課生活支援専門員(警部補・和歌山北署生活安全刑事課)上田拓矢