明るい未来へ一歩 各自治体で採用発令式

新たな年度を迎えた1日、和歌山県庁や和歌山市など本紙エリアの自治体で採用発令式などがあった。各庁舎で新たなスタートを切ることになったそれぞれの新職員は、「公僕」としての使命を胸に職務を全うすることを誓った。

 

【県庁】

県庁の式は県民文化会館であった。新職員155人(うち女性62人)が集まり、仁坂吉伸知事が辞令を手渡して激励した。

新職員を代表して観光交流課主事の谷村和輝さん(22)が「県民の幸せを県民の目線で考え、県の未来を明るく照らす政策を実現できるよう、果敢に挑戦し続ける」と宣誓。仁坂知事は「皆さんこそ県民の幸せを担ってくれる人。全員が知事になったつもりで考え、行動してほしい」と期待した。

代表で辞令を受けた環境管理課技師の平田容子さん(24)は「責任の重さを実感している。自然豊かな和歌山の環境を守る仕事をしたい」と話していた。

新職員を代表して宣誓する谷村さん(県庁)

新職員を代表して宣誓する谷村さん(県庁)

 

【和歌山市】

和歌山市は七番丁の和歌山城ホールで式をした。ことしの新規採用の職員は、法務職1人を含めて計78人。国歌と市歌の演奏後、尾花正啓市長が新職員の代表に辞令を交付した。

服務宣誓では木村祐太さん(24)が「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を遂行することを固く誓います」と述べた。あいさつした尾花市長は「ウイズ・コロナの厳しい闘いの中で市民の福祉や生活の向上、市の活性化に向けて奮闘していただくことになる」と述べ、市民重視で仕事に励むように訓示した。

 

【海南市】

海南市の新規採用者は21人で女性は14人を占めた。神出政巳市長は「正職員として気概と誇りを持って市民の皆さんに奉仕していただきたい。人生は一度きり、悔いのないよう元気に海南市で活躍してもらいたい」と期待した。

 

【紀の川市】

紀の川市西大井の庁舎では、13人の新規採用の職員が岸本健市長から辞令交付を受けた。2月27日に就任したばかりの岸本市長は「皆さんと気持ちは同じ。初心を忘れずお互いに、市のために一生懸命に頑張りましょう」と訓示。新入職員を代表して白川千畝さん(31)が「改めて責任の重さを感じ、よりよいまちにしていきたいとの思いが募った。市民に安心安全を届けるように努めてまいります」と誓いを述べた。

 

【岩出市】

岩出市庁舎では新規採用の9人が中芝正幸市長から辞令交付を受けた。係長級以上の職員と朝礼に参加した新職員に、中芝市長は「職員一丸となった市の将来像『活力あふれるまち ふれあいのまち』の実現に向け、各施策を進めていきましょう」と訓示した。

 

【紀美野町】

紀美野町の新規採用者は8人でうち女性は5人。小川裕康町長は「皆さんはやる気満々の方ばかりと聞いております。町の発展のために頑張っていただくことを強く期待しています」と訓示した。