3年ぶりに対面式も 県内企業で入社式
官公庁と同じく和歌山県内の企業でも1日、入社式が行われた。ことしは新型コロナウイルス感染症の影響で控えていた式を再開する企業もあり、「地元経済を盛り立てる」と力強く決意を語る頼もしい顔ぶれがそろった。
【松源】
県内に28店舗、スーパーを展開する松源は、3年ぶりに和歌山市田屋の本社で入社式を行い、新入社員37人(男性28人、女性9人)が出席。
桑原太郎社長は「実体験の積み重ねが皆さんの成長につながる。失敗から学ぶことを生かしてどんどんチャレンジしてほしい」と式辞を述べた。
新入社員を代表して岩森要太さん(22)が「自身が成長し、会社の発展につながるよう取り組む。お客さまが松源に買い物に行こうと選んでもらえるように全力を傾けたい」と抱負を述べた。
【オークワ】
県内を中心にスーパー147店舗を展開するオークワは、和歌山市中島の本社横の教育研修センターで入社式を実施。18歳から24歳までの新入社員94人が出席した。
大桑弘嗣社長は「変化や対応力が求められる時代。共に未来を切り開こう」と歓迎し、愛知県出身の伊藤有梨さん(22)は新入社員を代表し「お客さまの豊かな暮らしの一助になるよう精進する」と強く決意した。
【紀陽FG】
紀陽フィナンシャルグループ(FG)は和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で合同入社式をした。ことしの採用は紀陽銀行105人、紀陽情報システム17人。原口裕之頭取は「変化を恐れず挑戦する志を持ち、お客さまファーストの気持ちを大切にしてほしい」とあいさつ。新入社員代表で山﨑楓真(ふうま)さん(22)が「時代の流れを読み、自ら変化し続ける人材となります」と宣誓した。
【きのくに信金】
きのくに信用金庫は、和歌山市本町の本店で入庫式を行い、新入職員41人が出席した。真新しいスーツに身を包んだ新入職員を前に田谷節朗理事長は「地域を元気づける原動力になってほしい」と期待し、新入職員を代表して紀の川支店に配属される田邊琳果さん(22)が「身の引き締まる思い。金融のプロとして一日も早く責任のある仕事がしたい」と誓いの言葉を述べた。