DVや虐待、災害等に特化 県警が2課新設
和歌山県警に本年度から新たに人身安全対策課と警備企画課が新設されることになり、1日、和歌山市小松原通の県警本部で合同発足式が行われた。
人身安全対策課はDV(家庭内暴力)やストーカー、虐待などの事案に迅速に対応するため、指令系統を一元管理。警備企画課はサイバー攻撃やテロ、地震津波などの自然災害や感染症のまん延といった不測の事態に対して司令塔としての役割を果たす。
合同発足式には、人身安全対策課12人と警備企画課の22人、各部長、首席監察官、警察学校長、各警察署長9人の合わせて43人が出席。遠藤剛本部長が「両課が安全で安心な和歌山を確立するための屋台骨としての職務を全うし、所期の目的を達成するように期待する」と訓示した。
人身安全対策課の西村章彦課長は「重大事件未然防止という県民の期待と信頼に応えるため危機管理能力を最大限に発揮し、課員一丸となり粉骨砕身、職務に励みたい」と述べた。
警備企画課の永井泰文課長は「県民の立場に立った業務の推進を常に心掛け、テロ対策をはじめとする公共の安全と秩序の維持及び安心して暮らせる安全な和歌山の確立に向けて、必ずや目に見える形で成果を上げ、県民の負託に応えたい」と決意を新たにした。