出会いサポート 和歌山市が縁結び会を発足
結婚を希望する独身者の新たな出会いの機会を提供するため和歌山市は、お見合い応援プロジェクト(PJ)「縁結び会」を発足し、4月30日、和歌山城ホールで発足式と第1回縁結び会を開いた。
同プロジェクトは婚姻、出産数がコロナ禍前の2019年と比較して20、21年は著しく減少していることから、危機的な状況にあるとし、少子化対策として昨年発足した。
19年の婚姻数は1751件だったが、20年は1597件と約8・8%減少している。これまで市は集団での婚活イベントなどを開催していたが、世話人を介し相手を探す形式で支援するという。
世話人には現在9人が登録。これまでそれぞれ世話人や仲人、民生委員など豊富な経験を積んだ人たちで、今回、市の依頼を受け、出会いの実現に向けボランティアで活動する。
第1回目の今回は、各世話人が登録する20~60代の独身者22人(男性12人、女性10人)のうち、2~3人ずつを担当。世話人は登録者と会い、相手に希望するこ
となどを聞き取る。その後「縁結び会」で世話人が寄り、情報を交換し合い、担当する独身者にふさわしい人を探す。
発足式で尾花正啓市長は「コロナ禍の中で結婚を希望する人の出会いの場がない。皆さんの力で、これまでの経験を生かして良縁を結んでいただけたら」とあいさつした。今後は年間3回程度の縁結び会を予定している。
登録者は随時募集。市内在住または在勤の結婚を希望する18歳以上の独身者が対象。市のホームページ内、「お見合いプロジェクト」から登録できる。