和歌山市内50小学校にメダカ寄贈 池田さん
自然を大切にする心や命の尊さを子どもたちに学んでもらおうと、メダカすくいイベントの開催やメダカの販売事業を手掛ける「クロスポイント」(和歌山市今福)の池田信喜代表が、市内の小学校、義務教育学校50校にメダカ計1000匹を寄贈した。
池田代表は昨年4月、メダカビジネスで起業したばかり。メダカすくいイベントを県内の道の駅や商業施設の他、県外でも出張開催し、メダカの魅力を発信している。イベントでは「めだかおじさん」のブランドで販売している。
寄贈のきっかけは、大阪のイベントで和歌山市内の小学校に通う小学生と教員に知り合い、メダカを分けてほしいと申し出を受けたこと。赤松良寛市議も協力し、寄贈が実現した。
池田代表は10日、市立伏虎義務教育学校(鷺ノ森南ノ丁)を訪問。赤に近いだいだい色の「楊貴妃」と呼ばれるメダカと水草が入った水袋を児童に手渡し、「メダカで癒やしの世界を堪能してほしい」と期待した。
4年生の弘田勘さんは「体の柄がきれいで心が躍る。大事に育てたい」と興味津々。阿形博司市教育長は「メダカを手にした子どもたちは大変喜んでいる」と話し、池田代表に感謝状を送った。